- 冬は血圧が高くなります 2022年01月20日
冬は血圧が上がりやすく、心筋梗塞などが増える季節です。気温が低いと血管が収縮しやすく、また発汗が減るため塩分が体に貯まり血圧が上がりやすくなります。家庭でも定期的に血圧を測定し、血圧が安定しているかチェックしましょう。急な温度変化を避け、冬の間も適度な運動を続けることが大切です。高血圧が続く場合は、寒い期間だけでも治療を強化する必要があるかもしれません。
- 下肢の静脈瘤が気になります 2021年12月16日
ふくらはぎの血管がボコボコと腫れる下肢静脈瘤は、中年以降の女性に多くみられる疾患で、40才以上の日本人の約1割にみられるとも言われます。静脈瘤は見た目も悪いのですが、悪化すると皮膚が褐色に変色し、潰瘍になることもあります。治療は、程度によって弾性ストッキングの着用や血管の中からレーザーで治療する方法などがあります。もし下肢静脈瘤があるなら主治医に相談してみるとよいでしょう。
- トイレが近いのは、寒いから? 2021年11月22日
尿意があってトイレに行っても少ししか出なかったり、急に我慢ができない程の尿意を感じたりする人は「過活動膀胱」かもしれません。これは膀胱が過敏になり、尿が膀胱に溜まる前に強い尿意を感じ、頻尿やトイレに間に合わない等の症状が出ます。男性では前立腺肥大が原因の場合もあり、男性と女性とでは対処法が異なることもあるので、疑わしい症状がある様なら主治医に相談してみましょう。
- 今、話題の「3回目」 2021年10月20日
多くの人が新型コロナワクチンの3回目の接種に関心があると思います。3回も打たなくてはならないのは、質が悪いから?などの疑念も湧くかもしれません。しかし、日本脳炎や肝炎など3回以上の接種が必要なワクチンは他にも多くあるので心配はいりません。接種の対象者はまだ正式には決まっていませんが、少なくとも抗体ができにくい高齢者などは対象になるでしょう。
- その咳の原因は? 2021年09月23日
新型コロナが出てきてからは、原因によらず自分も他人も咳が気になるようになりました。短期間で悪化する咳はウィルスなどの感染によるものがほとんどですが、長引く咳の原因は様々です。咳喘息や肺がん等が原因のこともありますが、意外に頻度が多いのが副鼻腔炎や逆流性食道炎など肺や気管以外が原因のものです。咳が長く続く場合は、原因を調べて、適切に対処する必要があります。
- それは、ただのイビキですか? 2021年08月20日
イビキをかく人は、寝ている間に繰り返し呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」が潜んでいる可能性があります。眠りが極端に浅くなるため日中の眠気が主な症状ですが、高血圧や不整脈などの心臓病の原因になる事もあり、また新型コロナの罹患や重症化のリスクになります。適切に治療をすれば無呼吸はかなり改善するので、イビキを指摘される人は検査を受けておくことをお勧めします。
- ドキッとすることがありますか? 2021年07月21日
誰でも、驚いた時などに心臓がドキッとすると思いますが、特に何もないのにそのような症状を感じることはありませんか。それはもしかすると期外収縮という不整脈の一種かもしれません。期外収縮は、よく調べるとほとんどの人に見られる軽い不整脈の一種で、胸がドキンとしたり、胸が瞬間的に詰まったりする感じがします。疲労やストレスなどでも増えることがあります。症状を感じるときは、主治医に相談してみてください。
- 夏に多い関節痛もあります 2021年06月23日
これからの暑い時期に増えてくるものの一つに「痛風」があります。これは尿酸の結晶が関節に溜まって炎症を起こし、赤く腫れ、激痛が出る状態です。尿酸値は体の水分量で大きく変化するため、汗をかく夏場は尿酸値が変動しやすく痛風も増えます。痛風は足の親指の付け根や足首の関節などによく起こります。これらの関節に痛みが出た場合は痛風の可能性もあるので早めに受診しましょう。
- その痛みは帯状疱疹かも知れません 2021年05月31日
皮膚にピリピリする様な痛みを感じ、その数日後に痛みと同じ所に赤い斑点や水ぶくれが出たら、それは帯状疱疹かもしれません。帯状疱疹は胸や腹部に多く見られ、発疹は2〜3週間で改善しますが、痛みは残ってしまうこともあります。原因は水痘ウィルスで、ストレスなどで抵抗力が落ちると発症します。帯状疱疹はワクチンで予防もできるので、特に持病がある人などは接種を検討してください。
- 食べて、すぐ寝ると・・・ 2021年04月25日
胸焼けなどを頻繁に感じる人は「逆流性食道炎」かもしれません。これは胃酸が食道に逆流するために食道が炎症を起こし、様々な症状を出す病気です。主な症状は胸焼けや口が酸っぱい感じ、胸のつかえ感などで、中には咳が続く人もいます。肥満や食べ過ぎ、食後に横に寝るなどが症状を悪化させる原因です。治療法は、生活習慣を改善しながら、胃酸を抑える薬を服用します。症状がある場合は主治医に相談してみましょう。