
親が元気で、子育てももっと楽しく、
子どもたちも、のびのびと健やかに成長できることは家族を元気にしてくれます。
“親と子のからだとこころの相談”は
「親子外来」「心理ケア」
「子育てサポート」の3つからなります。
親子外来
親と子、ご家族が健康に安心して過ごせるように、からだとこころの両方の診療、そしてお子さんでなく、保護者ご自身のケアも合わせた親子並行治療も実施しています。思春期のお子さんの診療もしています。
詳細はこちら
心理ケア
医師が専門的な心理士と協働して、現在の生活上の相談にものりながら、親子のこころのケアに取り組んでいます。詳細はこちら
子育てサポートプログラム
親子ともに心身の不調や生活の困難さを未然に予防できるよう、子育てサポートプログラムを定期的に開いていきます。詳細はこちら
対象
0~18歳までのお子さんと親または妊娠中の方
※専門的な精神科治療が必要であれば専門機関のご紹介をしています。
親子のこんな症状に対応しています
タップすると症状が表示されます
からだの不調
- 朝起きられない
- 起立性調節障害かも?
- 頭が痛い お腹が痛い
- 眠れない 食欲がない
- からだがかゆい
- 喘息
こころの不調
- 落ち込む、元気がでない
- イライラする
- 心が傷つくことがあった(トラウマ)
- ショックだったことが頭から離れない
(フラッシュバック)
発達と子育ての心配
- かんしゃくがひどい
- 動きすぎて目が離せない
- 衝動的なところがある
- 話すのが苦手
- 夜泣きがひどい
園や学校での困りごと
- 学校に行けない/行かない
- 忘れ物が多すぎる
- 先生や他の子から傷つけられた
- 集団になじめない
- 授業についていけない
- 読み書きに困難がある
親自身のつらさ
- 子どもを叱りすぎて、落ち込むことが多い
- 子どもの頃の嫌な体験がある
- 子育てしていると、自分が親からされたことを思い出して辛い
- 頭痛やふらつき、その他の体調不良でからだがつらい
「体調の悪さを“気持ちの問題”と
片付けてもらいたくない・・・」
「病気のことだけでなく、
こころのことも相談できたら・・・」
こころとからだは切り離すことはできません。病気があると、こころも弱ります。こころだってかぜをひくし、こころだってケガをします。どちらからきているのか、なかなかわからないものです。
からだのこと、気持ちのこと、社会的なことなど総合的なことを考慮しながら診療に当たります。
ストレスが多いこの時代、親と子それぞれ抱えているものは違っても、共に乗り越えていくことで、
親子が元気になっていくと考えています。
からだやこころの不調、発達の心配や育児の困難、親自身のこと、どこに相談したらいいのかわからないことなど、気兼ねなく相談できる窓口としてご利用ください。
予約方法
完全予約制です
からだとこころ両方の診療は、丁寧な診療が必要で、たくさんの患者さんを見ることが難しく、初診まで半年以上かかることも多い状況です。また親子のからだとこころのケアを並行してできる機関はあまりありません。医師、心理士その他スタッフで協働し、親と子が共に穏やかに過ごせるための診療ができるよう日々努力研鑽しております。
親子外来も心理ケアも最初に心理士が丁寧にお話を聴かせていただきます。
問診と面談(50分 6,600円)を受けていただき、必要に応じて医師の初診予約をお取りいたします。
初診待ちを極力減らすためですので、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
注意:龍クリニック内科のネット予約からではなくこちらからお申し込みください。
- ご予約は、初回面談申し込みフォームよりお申し込みください。
- 数日以内に折り返しクリニックよりメールにて返信させていただき、心理士の初回面談の予約をお取りいたします。
- こちらの問診票と質問紙を印刷してご記入の上、心理士との初回面談にご持参ください。
※印刷できない場合はクリニックにもございますので受付にお申し付けください。
- ご来院の際は、健康保険証、お薬手帳、各種医療証(乳幼児医療証・お子さん医療証、ひとり親家庭医療証など)、ご記入いただいた問診票と診察票をご持参ください。
※ご不明な点などございましたら、 oyatoko@ryuclinic.or.jpまでメールでお問い合わせください。
親子外来
検査・診断について
患者さんに不要な検査・診断・治療は行いません。
患者さんに寄り添い、相談しながら、患者さんにとって必要な診断や、そのために必要な問診や検査(心理検査も含む)は十分行うことを基本としています。
また診断だけで終わることなく、その後のフォロー・支援を大切にしています。
治療について
漢方では「母子同服」といって、薬を親子で一緒に飲むと、より効果が出ることがあります。上手に薬も利用しながら、お薬だけに頼らない対処法(ストレスマネージメント、セルフケアなど)を、生活の中で親子が一緒に取り組めるような診療を目指しています。
自律神経や気持ちを整える心身医学療法(=身体志向アプローチ、バイオフィードバック療法、心理療法など) によるからだの不調や、こころのけがや傷(トラウマ)のケア、行動変容を促す技法である行動療法などができることが当外来の強みです。
また心理士と協働して、親子の心理ケアにも取り組んでいます。
子育ての困り感が強い、お子さんの行動の問題が強い場合には、親子で遊びながらライブコーチを受けられる親子相互交流療法(PCIT)のご案内もしています。
薬物療法
- 頭痛、腹痛、起立性調節障害、喘息、アトピーなどの薬
- 夜泣き、かんしゃく、不安、フラッシュバックなどさまざまな症状に対する漢方薬など
心身医学療法(自律神経や気持ちを整えながら、からだにもアプローチするセラピー)
- 身体志向アプローチ
- バイオフィードバック療法
- メンタルフィットネス(自律神経のエクササイズ=ソマティックエクスペリエンシング®)
- 思考場療法(TFT、VT)
- フラッシュバック・トラウマケアなど
- 心理療法
- カウンセリング(相談)
- 認知行動療法(CBT)
- 行動療法(子どもの行動変容を促す技法)
- 子どものトラウマに焦点を当てた認知行動療法(TF-CBT)
- 親子相互交流療法(PCIT) など
支援
環境調整やお子さんの対応についての助言、生活相談、関係機関との連携など。
心理ケアについて
心理士がお話しを丁寧に伺い、対処や対応方法を一緒に考えていきます。
専門的な心理療法を行える心理士が、対話によるカウンセリング、
お子さんのプレイセラピー、行動療法、生活支援の相談などもおこなっています。
心理ケアのみを行うことは可能ですが、医師の診療が必要な場合には、“親子外来”におつなぎします。
子育てサポートプログラム
- 子どもって怒っていいの?
- 子育てでイライラしてしまう
- 学校や園に行きたがらない子どもをどうしたらいいの?
- ぐずっている子どもへどう声かけしたらいいのかわからない
- 反抗期の子に、どう対応したらいいのかな
もっと楽に楽しく子育てができ、親子ともに心身の不調や生活の困難さを未然に予防できるよう
子育てサポートプログラムを用意しています。
プログラム
- 赤ちゃんとパパママのサロン
- 未就園/未就学の子を持つパパママのサロン
- 10代の子どもと親のためのファミリーサポートプログラム
詳しくはホームページお知らせでご案内いたします。
料金について
保険診療枠と十分なお時間がとれる自由診療枠を設けています。
保険診療枠
初診は長めの30分のお時間をとっております。
自由診療枠
保険診療枠以上の診療時間をご希望の場合、もしくは医師が十分な時間の確保が必要と判断した場合(結果説明、今後の方針の相談、治療などのため)、自由診療枠となります。
医師による説明、今後のご相談、心身医学療法など |
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※詳細は医師にお問い合わせください |
心理ケア | |
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カウンセリング | 30分:3,300円 50分:6,600円 |
その他心理療法 | ※その他の心理療法は医師・心理士にお問い合わせください。 |
心理検査 (知能・発達検査など) |
検査により保険または自費+所見書代2,200円~ ※ご希望により心理士による結果説明は カウンセリング枠にてお受けいたします。 |
自由診療枠の次回予約の際に前払い(2,200円~)をお願いいたします。当日はその前払い分を差し引いた金額をお支払いください。変更される場合は前日16時までにクリニックにお電話ください。
(土曜日は11時まで。前日が休日の場合は前々日まで)
キャンセルされても前払い分は返金されませんのでご了承ください。
親子外来は受付後に事前問診などもありますので、お時間に余裕を持って15分程前にお越しください。遅れて来られた場合、その分を延長することはできません。
※ご不明な点は医師・心理士にお問い合わせください。
当外来の主な疾患
[クリックタップで一覧が表示されます]
- 心身症(小児心身症)
- 片頭痛、緊張型頭痛、慢性頭痛
- 起立性調節障害
- アレルギー疾患
(食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息) - 過敏性腸症候群
- 慢性腹痛、臍疝痛
- 夜尿症
- 慢性疼痛
- 適応障害
- 気分障害(抑うつ、不安症)
- 神経発達症
(自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動症(ADHD)、学習障害(LD)、読み書き障害) - 場面緘黙(選択性緘黙)
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
可能な検査
[クリックタップで一覧が表示されます]
- 新起立試験(起立性調節障害の検査)
- 尿検査
- 便検査・検便
- 血液検査
- 血算検査(貧血検査)
- 生化学検査
- 血清学的検査
- 免疫学的検査
- 内分泌学的検査
- アレルギー検査
- その他
- 心電図検査
- レントゲン検査
- CT検査
- 呼吸機能検査、肺活量検査(スパイロメトリー)
- 心理検査
- 発達検査(PARS、ADIRなど)
- 知能検査(WISC)
- 言語検査(PVT-Rなど)
- 読み書き検査(STRAW-R、MIM)
- その他(ADHD -RS 、Vineland、Conners、感覚プロファイル、ECBI、IES -R、U-PID、ACEsスコア、不安検査、うつ検査など)
当外来で取り入れている介入・治療
[クリックタップで一覧が表示されます]
- 親子の内科的薬物治療
- 子どもの精神科的薬物治療
- 育児相談
- 心身医学療法/心理療法
- カウンセリング(面談)
- プレイセラピー
- 行動療法
- 認知行動療法
- 子どものトラウマに焦点を当てた認知行動療法(TF -CBT)
- TFT(思考場療法)
- VT(ボイステクノロジー)
- SE(ソマティックエクスペリエンシング)
- EMDR
- BCT(ボディコネクトセラピー)
- PCIT(親子相互交流療法)
- ペアレントトレーニング
- 臨床動作法
- バイオフィードバック(HRV呼吸、ニューロフィードバック)
- 音楽療法(SSP:Safe and Sound Protocol)
- 療育相談
- TEACCH(Treatment and Education for Autism and related Communication handicapped Child and Adults )
- PECS(Picture Exchange Communication System=絵カード交換式コミュニケーション・システム)
- コミック会話
- ソーシャルストーリー
- CAT Kitなどによる感情認知、感情調整
- 読み書き支援(MIM)
医師の紹介
日本小児科学会専門医・子どもの心相談医・公認心理師
龍彩香
私は小児科医でもありますが、ホームドクターとして、特にこの麻生区の親子や女性の方にお役に立ちたい思いが強くあります。私自身も思春期の頃から、からだや自律神経のことで悩んだことがあり、また4人の子育てを通して様々な経験をしてきました。
現役の母親としても、医師としても、病気や心の傷を未然に防ぎ、明るい子どもたちの未来と、保護者の方の少しでも楽しい子育てを応援せずにはいられません。
親も子も共におだやかに暮らせ、それぞれの個性を輝かせられるよう
総合的な親子のメンタル・ヘルス支援、親子支援をさせて頂けましたら幸いです。
心理士紹介
臨床心理士 公認心理師
吉村由美
一般企業での勤務、専業主婦や母親としての経験を経て心理職に就きました。精神科病院、デイケア、児童発達支援センターでの実習や子ども家庭支援センターでの勤務経験があります。
現在、中高一貫校でのスクールカウンセラーもしています。
お話を丁寧に聴かせていただき、時には一緒に悩みながら一緒に考えて、生きづらさや困難が和らいで穏やかな気持ちで安心して毎日を過ごせるようなお手伝いができればと思っています。
趣味の登山と同居しているイヌとネコがセルフケアになっています。
所属学会等 : 日本心理臨床学会、日本臨床動作学会、日本トラウマティック・ストレス学会、東京公認心理師協会
臨床心理士 公認心理師 社会福祉士
米倉有香
心療内科で10年、スクールカウンセラーとして20年、医療従事者のメンタルケアを10年行うほか、東日本大震災の年から12年間、復興庁による緊急スクールカウンセラーとして福島県の被災地の心のケアの仕事も行ってきました。トラウマ治療が専門です。EMDR、ニューロフィードバック、TFT、認知療法、BCTなどの心理療法を主に行っております。
開業もしているため、休日は少ないですが、究極のインドア派なので空いている時間は猫を抱きながらアニメを見ることが多いです。稀に旅に出ます。
つらい体験をされた方、なかなか症状が改善しない方に、心や身体にアプローチする心理療法で、お力になれれば幸いです。
所属学会等:日本心理臨床学会、日本EMDR学会